平成26年12月句会の秀句
「マスコミ」
マスコミに引っ張りだこの天野さん 孝子
週刊誌紆余曲折を書きたてる 照美
美談にも触れるメディアの目が暖い 英昭
「残る」
ひとり寝の仮説に残り春を待つ 悟郎
いのち残照後姿にある気骨 和喜子
先立つは厭残るのはもっと厭 良巳
「すごい」
生きるってすごい朝日を浴びている ヒロ子
誕生の神秘すべてを黙らせる あずさこう
神の手でドナー命に火を灯す 自津夫
「乗る」
口角を上げて乗り切る楚歌の風 あずさ
正論が乗ると崩れていく積み木 正塔
いちまいの風追伸を乗せてくる 久子
「鐘」
終焉の鐘が鳴るまで火を焚こう 文子
晩鐘へ五感ゆっくり沈ませる 貞子
無漏路へと精舎の鐘は 鳴り渡る ヒロ子
「雑詠」
逆境は夢への地図の道標 智子
万考の海でじっくり解く鎖 あずさ
風評に揺れぬ男の広い背な 陽子

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