中部地区発の歴史と伝統の川柳大会
「第17回  時事川柳大会」入選作品

第17回時事川柳大会の入賞作品(平成30年3月25日)
 テーマ川柳「友」    冨田末男 選
望郷の友の手紙はノーメイク 島津敏子
引き潮へ友の言葉が満ちてくる 時任敏子
世界平和みんな友達地球人 早川節子
窮地こそ友の真価が試される 阪本周司
 テーマ川柳「伸びる」 加藤田鶴子 選
雨後の春スタッカートで芽吹く音 廣田洋江
アンテナを伸ばしこころの襞洗う 神谷ヒキノ
出藍の棋士伸び代は無限大 加藤由美
伸びる芽だしっかり踏んで強くする 荒川照美
 時事川柳(投句部門)  倉知武好 選
還暦で手垢付き出す保険証 横山昇一
忖度のコートをぬがす春の民 夏目たね
主婦業の過労は除外されている 馬淵よし子
被爆国安保の義理が重すぎる 船橋晴俊
 時事川柳(投句部門)  戸田冨士夫 選
次の世は鰻になろう雨蛙 伊藤千枝
墓守り居なくて先祖ホームレス 榊原 久
妻一人総理も俺も持て余す 松井則雄
忖度の果てやさもしい紙芝居 岡戸君江
 時事川柳(当日部門)  梶田隆男 選
進化するAI退化するヒト科 大島凪子
いま一度心して読む鶴彬 佐藤文子
神の死角で改ざんをする公文書 金澤市兵衛
平和曼陀羅地球に核の無い未来 髙木みち子
 時事川柳(当日部門)  木村英昭 選
世相斬るペンは柩の中で折る 梶 泰栄
平成を惜しむ桜もあと一度 小林祥司
年金に日の丸見えぬ難破船 水谷裕子
桜の木ボクが切ったと言えぬ国 川越洪太郎
 時事川柳(当日部門)  荒川八洲雄 選
二重橋歴史が変わる音がする 松原ヒロ子
凡人の妻で良かった軽い口 山田勝笑
政と官バランス崩す水平器 猿渡智子
ハンディキャップを可能域へとアスリート 古池禧代子

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