歴史と伝統の中日川柳会の秀句 |
令和2年6月句会の秀句 |
「虹」 梶田隆男 選 | ||
どしゃぶりの後に涙は虹になる | 堀田志保 | |
虹の橋渡るその日へ夢を織る | 赤星陽子 | |
虹を描く心の色が未だ足りぬ | 本多雅子 | |
「むくむく」 戸田冨士夫 選 | ||
もう二度とあげてはならぬ原子雲 | 佐々木孝子 | |
むくむくと広がるツイッターの乱 | 荒川照美 | |
激怒する火焔太鼓にばちが無い | 杉田三江子 | |
「潜る」 佐藤文子 選 | ||
激流を潜る答えが欲しいから | 鷲尾貞子 | |
ぎらぎらと女人高野にひそむ業 | 梅尾芳香 | |
雑踏に潜って未知の森捜す | 小柳津絢子 | |
「雑詠」 冨田末男 選 | ||
熱く抱く大志が虹を引き寄せる | 梶田隆男 | |
切り岸に立って器が試される | 島津敏子 | |
立ち位置を変えると見える打開策 | 横粂すみ江 |