歴史と伝統の中日川柳会の秀句 |
令和3年2月句会の秀句 |
「偉い」 住田勢津子 選 | ||
最後まで落ちぬリンゴの意地を見る | 木村英昭 | |
偉人伝あきらめ方は書いてない | 猿渡智子 | |
胸底の悪魔の頬を打てる人 | 小柳津絢子 | |
「盗む」 赤星陽子 選 | ||
読みすぎた風にこころを盗まれる | 鷲尾貞子 | |
盗まれた花もどこかできっと咲く | 木原恵子 | |
掌中の玉ぬすまれた父の哀 | 佐藤文子 | |
「脳」 松原ヒロ子 選 | ||
森羅万象受け入れ脳は枯らさない | 橋本あずさ | |
洗脳をされて踏絵の前に立つ | 加藤田鶴子 | |
一炊の夢が脳裏にこびりつく | 加藤由美 | |
「雑詠」 冨田末男 選 | ||
会心の笑みは鎖を切ってから | 島津敏子 | |
デジタルの怒濤へ負けぬど根性 | 佐々木孝子 | |
仰ぎ見る峰がエールをくれました | 佐藤文子 |