歴史と伝統の中日川柳会の秀句 |
令和4年4月句会の秀句 |
「グループ」 小柳津絢子 選 | ||
グループを巣立ち自分と対峙する | 赤星陽子 | |
ひまわりをまた咲かせよう仲間達 | 朝岡えりか | |
献身的な愛でテレサの輪が動く | 橋本あずさ | |
「青い」 江崎秀子 選 | ||
百歳が笑う八十路は青二才 | 浅井典子 | |
まっ青な空一枚あれば生きられる | 堀田志保 | |
嘲笑へ爆ぜる日を期す実の青さ | 木村英昭 | |
「譲る」 柳秀夫 選 | ||
難民の子等に未来を与えたい | 松原ヒロ子 | |
譲りあう国に平和の鳩が来る | 戸田冨士夫 | |
譲られた席に善意の花が咲く | 加藤田鶴子 | |
「災害」 松原ヒロ子 選 | ||
コロナ禍に軟禁されてからの鬱 | 川村道子 | |
再生の鼓動に満ちる被災の地 | 小柳津絢子 | |
災害の標であろう方丈記 | 佐藤文子 | |
「雑詠」 荒川八洲雄 選 | ||
戦火の国へ方舟という人の情 | 佐藤文子 | |
独裁の不条理オーウェルを超える | 川越洪太郎 | |
細胞のひとつひとつに春ほほほ | 松浦美津江 |