歴史と伝統の中日川柳会の秀句

令和6年5月句会の秀句
「踊る」 織田 広花 選
人前で誓う署名に字が踊る松尾由美子
終章はともに優雅にワルツ舞う梶田 隆男
沈思する孤高の葦はどう踊る廣田 洋江
「サイン」 岩田 マリ 選
八冠も夢に見ていた揮毫の日川越洪太郎
持ち上げる土は双葉のVサイン江崎 秀子
柔らかい握手は和解へのサイン朝岡えりか
「とぼける」 橋本 悟郎 選
本心はとぼけた顔の奥の奥住田勢津子
読経へとぼけきれない嘘ひとつ鬼頭 照苑
おくびにも出さぬが風を読んでいる水谷 裕子
「クイズ」 柳  秀夫 選
地球への穴埋めクイズ生を問う山城 道代
モナリザの笑みがクイズの答えです佐藤 文子
広角を持てばクイズに活きてくる冨田 末男
「 急 」 戸田冨士夫 選
急がねば青い地球が燃えてくる廣田 洋江
急坂も休まず登る父の貨車前田ゆうこ
急病に医師の手当が神に見え坂 みつ江
「雑 詠」 加藤田鶴子 選
母の日に幸せを煮るイチゴジャム荒川 照美
序破急で積んだ苦心の光る技小柳津絢子
究極の愛 地獄へと落ちて尚加藤 由美


















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