歴史と伝統の中日川柳会の秀句 |
平成26年1月句会の秀句 |
「夜明け」 |
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澄み渡る夜明け邪念がとけていく | 和喜子 | |
夜が白む自問自答を引きつれて | 文子 | |
春暁へいつかを志す焔 | あずさ | |
「竹」 |
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天を射る竹に迷いはなかったか | 道子 | |
群れ立つも己貫く竹の節 | 冨士夫 | |
節くれた指にも竹の芯がある | 泰川 | |
「はしゃぐ」 |
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化粧して母さんはしゃぐ認知症 | 時任敏子 | |
最後まではしゃいで過ごそ浮世風呂 | 憩舟 | |
はしゃぐのはせめて白寿を超えてから | 渡辺幹 | |
「火」 |
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晩景の画布に残してある種火 | 嘉山 | |
埋み火を芯に女の二重帯 | 文子 | |
あだし世へ今日も私の火の祭り | 道子 | |
「にんまり」 |
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にんまりとするから冬の刑にあう | 和喜子 | |
にんまりとあなたの横で夢を見る | なお子 | |
消去したら残ったのが私 | 雅子 | |
「雑詠」 |
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初日の出男の覇気が迸る | 衛 | |
発火点までは妥協を許さない | 文子 | |
一分を守り夕日はまだ燃える | 絢子 |