歴史と伝統の中日川柳会の秀句 |
平成29年1月句会の秀句 |
「アップ」 | ||
暁光へアップテンポで磨く靴 | あずさ | |
アップダウン人生にある箱根坂 | 照美 | |
隣人とタイアップしてこそ平和 | 五十二 | |
「足もと」 | ||
足もとに静の気迫を秘めている | あずさ | |
足もとを照らす灯となり茶が旨い | 隆男 | |
足もとに花咲く大地あるを知る | 勢津子 | |
「どっさり」 | ||
喝采の舞台支える罪数多 | 絢子 | |
どっさりの絵馬神様はどう裁く | 文子 | |
どっさりと持たす母が私にした様に | 登茂子 | |
「戸惑う」 |
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とまどいは見せぬと決めた春の帯 | ヒロ子 | |
戸惑って女人高野の風に聴く | あずさ | |
戸惑いもなく一線を越えてくる | 道子 | |
「起点」 | ||
どん底の今を起点に天を向く | 時任敏子 | |
自立への起点となった火の一語 | 隆男 | |
つまずいた石を起点に生きている | 仁美 | |
「雑詠」 | ||
生きるとは人と人との鎖編み | 由美 | |
私にも茜に染める明日がある | ヒロ子 | |
天命を待つ間も風と響き合う | ヒデ子 |