歴史と伝統の中日川柳会の秀句

平成30年10月句会の秀句
「潮時」 髙木みち子 選
喝采を浴びた潮時花も咲く前田ヒデ子
最高の潮時呼吸ピタリ合う山﨑甫子
潮時をやっとみつけた妥協点島津敏子
「抱える」 荒川照美 選
風は多角に悩み抱えて行く旅路川村道子
最大のハグは太陽かも知れぬ冨田末男
沈黙の抱える闇をあなどれぬ木村英昭
「バス」 柳秀夫 選
ベビーバス白い命が抱く未来小林和喜子
一日を無印にするバスルーム冨田末男
元気すぎる老いで満載福祉バス村上ひろみ
「いっぱい」 梶田隆男 選
断ち切った方からあふれ出る未練喜多村正儀
返り血をいっぱい浴びた一本気浜口剛史
一杯の酒では消せぬ火の懺悔戸田冨士夫
「読む」 加藤由美 選
追伸に釘が一本打ってある佐藤文子
真情のしっとりにじむ火の手紙浜口剛史
行間のやさしさを読む愛を読む加藤田鶴子
「雑詠」 加藤田鶴子 選
揺れ動く心を射抜く火の一語荒川八洲雄
創造へつながる喧嘩ならしよう横粂すみ江
探求心風のことばを信じよう前田ヒデ子

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