歴史と伝統の中日川柳会の秀句

令和5年3月句会の秀句
「素直」 大野 恵子 選
どの風も抱いて大きな樹になった川村 道子
反抗期過ぎて素直な風となる白石 てる
こだまって優しい返事みすずの詩荒川 照美
「真ん中」 阪本 周司 選
逆境の真っただ中に居て陽気喜多村正儀
君の目の真ん中にある青い海荒川 照美
真ん中に居ては聞こえぬ風の音木原 恵子
「うんざり」 矢野五十二 選
薀蓄をのたまう森を知らずして佐藤 文子
うんざりだが母の小言は天下一織田 広花
うんざりへ句点になった父の檄江崎 秀子
「塗る」 加藤田鶴子 選
春暁の空を希望のひと色に廣田 洋江
教えられまた人生の重ね塗り木村 英昭
ペンキ塗りたて また結論は先送り加藤 由美
「雑詠」 木村 英昭 選
前向きに生きてノイズは気にしない廣田 洋江
光り合う為の議論だ薫風だ佐藤 文子
一滴の水にも長い漂流期前田ゆうこ


















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