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| 歴史と伝統の中日川柳会の秀句 |
| 令和7年1月句会の秀句 |
| 「叶 う」 小柳津絢子 選 | ||
 | 分相応 小吉と言う初みくじ | 早川 節子 |
 | 叶うならなんでもします平和の世 | 白石 てる |
 | いかほどの修羅場 満願成就して | 朝岡えりか |
| 「和 風」 堀田 志保 選 | ||
| 凛として邪念は抱かぬ石の庭 | 梶田 隆男 |
| 湯葉料理いと円やかな古都の冬 | 赤星 陽子 |
| 骨の髄まで和風を醸す戦中派 | 廣田 洋江 |
| 「そわそわ」 矢野五十二 選 | ||
| てっぺんで天狗の鼻が落ち着かぬ | 朝岡えりか |
| 落ちつかぬ男を笑う床柱 | 加藤田鶴子 |
| そわそわとこぬ人を待つ風の駅 | 鬼頭 照苑 |
| 「握 る」 橋本 悟郎 選 | ||
| メッセージがつまった母の握りめし | 早川 節子 |
| 父さんの拳の中は忍一字 | 梶田 隆男 |
| 真実は握り拳の中にある | 松原ヒロ子 |
| 「新 鮮」 梶田 隆男 選 | ||
| 真っ白な手帳に刻む心意気 | 田川マユミ |
| 朝ぼらけ再起の涙ひかってる | 早川 節子 |
| 来てほしい新陳代謝する未来 | 梅尾 芳香 |
| 「雑 詠」 住田勢津子 選 | ||
| 吐く息の白さ生きてる生きて居る | 松浦美津江 |
| 新春の光の中でいのち抱く | 堀田 志保 |
| 慟哭の一年能登に春はまだ | 木原 恵子 |
