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| 歴史と伝統の中日川柳会の秀句 |
| 令和7年7月句会の秀句 |
| 「 冷ます 」 朝岡えりか 選 | ||
| 冷静になれと真水が置いてある | 松原ヒロ子 | |
| 猛暑だと告げて供える冷えた水 | 喜多村正儀 | |
| 父親がおろおろ探す熱冷まし | 森 峰義 | |
| 「 掛け算 」 位田 仁美 選 | ||
| 身の丈のちいさい幸を掛け合わす | 堀田 志保 | |
| 掛け算のうまい人とは距離をおく | 赤星 陽子 | |
| 掛け算のできぬ女で猫を抱く | 鬼頭 照苑 | |
| 「シンプル」 白石 てる 選 | ||
| 私を生きる修飾語はいらぬ | 佐藤 文子 | |
| 引き算の美学に生きて空が澄む | 木原 恵子 | |
| 咲いて散る花にいのちの定めあり | 住田勢津子 | |
| 「 落ちる 」 原田 多喜 選 | ||
| 零落の古民家 秘めているドラマ | 佐藤 文子 | |
| 玄関で落とすひと日の土埃 | 喜多村正儀 | |
| 何があっても落ち着く家へまっしぐら | 近藤満智代 | |
| 「年 輪」 赤星 陽子 選 | ||
| 美しい木目に長の日を思う | 松浦美津江 | |
| 年輪の真ん中へんにある初心 | 住田勢津子 | |
| 年輪の疼きに耳を傾ける | 山城 道代 | |
| 「雑 詠」 加藤田鶴子 選 | ||
| 優しさも風情もあった遠い夏 | 赤星 陽子 | |
| 天気図の赤一色に身が竦む | 横粂すみ江 | |
| 積み上げた日々が私を支えてる | 松原ヒロ子 | |