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| 歴史と伝統の中日川柳会の秀句 |
| 令和8年2月句会の秀句 |
| 「 策 」 紫藤 健一 選 | ||
| 策謀を見抜き轍から抜ける | 松原ヒロ子 | |
| うなずいて最前列にいる策士 | 喜多村正義 | |
| 「ないしょだよ」もみじの手からはかりごと | 荒川 照美 | |
| 「ちらちら」 朝岡えりか 選 | ||
| 草萌えて小さな春を感じ取る | 松原ヒロ子 | |
| 消しかねて揺れる埋み火抱いている | 木原 恵子 | |
| ちらちらからどさっと雪国の試練 | 早川 節子 | |
| 「追 う」 水谷 裕子 選 | ||
| 深追いと気づいた時は檻の中 | 山城 道代 | |
| 追走のレコード針がもらい泣き | 織田 広花 | |
| 下剋上頭の上のハエを追う | 加藤田鶴子 | |
| 「風 邪」 梶田 隆男 選 | ||
| 風邪なのか山は谺を返さない | 松原ヒロ子 | |
| 居直った万病の元 豆を撒く | 小柳津絢子 | |
| 風邪引いて情ひとつが身に染みる | 織田 広花 | |
| 「とにかく」 赤星 陽子 選 | ||
| 明日はあす終わった今日にまず感謝 | 喜多村正義 | |
| さしあたり絡んだ糸を解きほぐす | 森 峰義 | |
| ねばならん古い倫理が邪魔をする | 廣田 洋江 | |
| 「雑 詠」 倉知 武好 選 | ||
| 欠席の返事に湧いてくる邪推 | 加藤 由美 | |
| 助詞ひとつ探しあぐねて夜が白む | 大野 恵子 | |
| 古本の紙魚に未練を笑われる | 原田 多喜 | |